朝乃山と白鵬がストレート給金 V争い大一番どんな展開に?
優勝争いはこの2人に絞られたか。
26日、新大関の朝乃山(26)が碧山に快勝。得意の右四つ左上手の体勢をつくると、反撃を許さず難なく寄り切った。
これで初日から8連勝。そんな朝乃山と並走しているのが、横綱白鵬(35)だ。
結びの一番で輝を突き落とし、ストレート給金を決めた。
番付上、2人が激突するのは終盤。そこで注目されるのが、白鵬は新大関の挑戦にどう立ち向かうかだ。
共に右四つを得意とする力士。白鵬は朝乃山を「右四つの後継者」と認めているが、だからといってもちろん、素直に譲る気はさらさらない。
初顔合わせの昨年7月場所は、場所前の出稽古で朝乃山に張り手を見舞って脳振とうを起こさせるなど、散々恐怖心を植え付けた上での勝利。同11月場所では張り手と変化気味の攻めで翻弄し、今年3月場所は立ち合いからの速攻で何もさせなかった。白鵬相手にまともに組めるかどうかが、勝負の分かれ道となりそうだ。