朝乃山が取り直し波乱も9連勝 新大関が破る2つのジンクス

公開日: 更新日:

■平幕V力士は…

 ちなみに大相撲には「平幕優勝した力士は横綱になれない」というジンクスもある。すべての力士に当てはまるわけではないが、傾向としてあるのは事実だ。朝乃山は平幕だった昨年5月場所で優勝。トランプ杯を手にした初の力士となった。

 前出の親方が言う。

「それがジンクスと言われていたのは昔の話ですよ。かつては星数にかかわらず、上位陣と下位力士の対戦は組まれなかった。すると、上位が星の潰し合いをする中、漁夫の利のように平幕が賜杯をかっさらうなんてこともあったわけです。優勝はしたけど実力は大関横綱には到底及ばない、というケースもあり、いつしかジンクスと言われるようになった。それも昭和40年代半ばに取組編成の仕組みが変わり、番付下位でも好成績なら後半で大関横綱と当たる現在のものとなりましたからね」

 朝乃山は昨年の初Vでさらに一皮むけたともっぱら。2度目の賜杯の先にある最高位も、射程圏内か。


【写真】【大相撲7月場所2日目】半年ぶり「有観客」開催に迫った!(21枚)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    平野紫耀から杉咲花に「翠ジンソーダ」キャラクターわずか1年でバトンタッチのナゾ…平野ファン大混乱

  2. 2

    小芝風花は大河「べらぼう」とBS時代劇「金と銀2」“NHK掛け持ちW主演”で大丈夫なの?

  3. 3

    自公維の「高校無償化」に慶応女子高の保護者が動揺? なぜだ?

  4. 4

    中村芝翫「同棲愛人と破局宣言」で三田寛子の夫婦関係はどうなる? “梨園の妻”の揺れる心中

  5. 5

    佐々木朗希「通訳なし」で気になる英語力…《山本由伸より話せる説》浮上のまさか

  1. 6

    大阪万博の目玉 344億円の巨大木造リングはほぼフィンランド産…「日本の森林再生のため」の嘘っぱち

  2. 7

    吉沢亮のアサヒビールだけじゃない!業界別CM「絶対NG」のタレントたち…ケンカ、運転事故、不倫はご法度

  3. 8

    開成合格でも渋幕に入学する学生が…強力なライバル校出現で揺らぐ唯一無二の存在

  4. 9

    【福井県おおい町】名田庄の自然薯そばと「大飯温泉」

  5. 10

    確率2%の抽選で10万円で永住権を手にした在米邦人が語る 7億円「トランプ・ゴールドカード」の価値