大谷に異変 初回KO復帰登板で目立った“カーブ頼り”の真意

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 実際、大谷とほぼ同時期にメスを入れたアストロズの右腕ランス・マッカラーズJr(26)もそのひとりだ。故障する前からカーブが決め球だった同投手は、ボールが持てるようになると握りから見直し、肘への負担を軽減するフォームに改良した。通常通りの開幕なら5月中旬のメジャー復帰を予定していた大谷を尻目に、3月のオープン戦では3試合計4回3分の2を投げた。日本時間26日のマリナーズ戦に今季初登板し、カーブを軸に6回を5安打2失点で2年ぶりの白星をマーク。マッカラーズは「変化球(カーブ)の制球の安定に努めたことが復調につながったと思う」と話している。

 TJ手術明けではなく、シーズン途中に球威が落ちた際、カーブを用いて投球の立て直しを図る投手も少なくない。ドジャースの左腕カーショー、アストロズの右腕バーランダーらのサイ・ヤング賞投手もカーブを有効に駆使しているのだ。

 現時点で、大谷の取り組みは間違ってなさそうだが、カーブの多投が功を奏して暗闇から抜け出せるか。

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