大谷が“急変” 2戦連続で序盤にKO…右腕に違和感でMRI検査
全米が注目する二刀流が苦しんでいる。
エンゼルス・大谷翔平(26)が2日(日本時間3日)のアストロズ戦に登板し、1回3分の2を無安打ながら5四球、2失点。わずか50球で降板し、渡米1年目の2018年5月20日のレイズ戦以来、2季ぶりの白星はならなかった。
今季初登板のアスレチックス戦では3分の0回でKO。前日の会見で「1死を取りたい」と話していた通り、まずは先頭スプリンガーから低めの変化球で空振り三振を奪う。アルトゥーベ、ブレグマンと続く上位打線を3者凡退に仕留める上々の滑り出しを見せた。
しかし、二回。前回と同様に制球を乱し、4番ブラントリーから3者連続四球。その後、2者連続奪三振と持ち直したかに見えたが、ガーノウ、スプリンガーに連続押し出しで降板を告げられた。
全体練習が再開した7月の紅白戦から指摘されてきた腕の振りは改善。好調時に見せた跳びはねるような大谷特有の躍動感のあるフォームも戻った。二回、6番レディックに対して、直球はこの日最速となる97マイル(約156キロ)をマークしたが、その後は徐々に球威が低下。最後のスプリンガーに対しては途端に腕の振りが鈍くなり、140キロ台の力のない直球が続いた。さらに前回に引き続いて制球に苦しみ、アストロズの強力打線と勝負すらできずに自滅である。