スペイン有力紙が報道も…久保のドイツ行きがあり得ない訳
スペインの有力紙「AS」は、名門レアル・マドリード“びいき”で知られ、レアル関連情報は詳しくて正確だ。その「AS」電子版が、日本代表MF久保建英(19)の来季のレンタル移籍先が「セルタ、グラナダ、オサスナ、ビジャレアルに絞られた」と書き、さらに「ドイツの強豪バイエルン・ミュンヘンも獲得に乗り出した」と報じて話題となっている。
しかし「バイエルンだけはあり得ない」とベテランのサッカー関係者が続ける。
「バイエルンは2011年7月、当時19歳だった元日本代表FW宇佐美貴史(現G大阪)を加入させたが、シーズンを通して戦力外も同然の扱いだった。もちろんチームに溶け込めず、アピールできなかった宇佐美にも問題はあるが、バイエルンにも<宇佐美がドイツに慣れてサッカーに集中できるような環境を用意せずに放っておいた>という“前歴”がある。もともと戦力として計算できなくなった<助っ人には冷淡>という側面があり、バイエルンから誘われてもクビを縦に振ってはいけないというのが、日本サッカー界では定説なのです」