甲子園嫌い!虎ガルシア “13試合目の正直”で初勝利の価値
ついに壁を破った。
阪神のガルシア(31)が26日の中日戦に先発し、6回2失点で降板。1点ビハインドだったが、その裏、陽川に逆転3ランが飛び出すとベンチまで大はしゃぎ。この日は阪神打線が爆発し、15日の広島戦以来となる2桁得点で大勝。ガルシアが今季2勝目を挙げた。甲子園での先発白星は中日時代も含めて初めて。3年目のシーズンで、やっと先発初勝利を挙げた。
それにしても、2018年から甲子園での先発は13試合目。ずいぶん長いこと勝てなかったものだ。
ある中日OBがいう。
「ガルシアは中日入団1年目に13勝(9敗)を挙げたが、甲子園では2試合に投げて勝ち星なしだった。甲子園のマウンドは軟らかく、バックネットまで遠いため他の球場と遠近感が違うと言い訳していたものです。甲子園は投げづらいと言ってたのに、阪神に移籍したから中日の関係者は『よほど阪神の条件(推定年俸、単年1億7000万円)がよかったんだろう』って言ってましたよ。
阪神入りした昨季は甲子園で3勝したものの、いずれもシーズン終盤に中継ぎで挙げたもの。最長でも3イニングしか投げておらず、先発した6試合はやはり白星なしだった。コロナ禍で開幕が遅れた今季も、甲子園では4試合に先発して1勝もしていなかった」