ソフト松田“グラシアル効果”で尻に火…スランプ脱出へ必死
チームの「顔」として負けてはいられない。
もっか打率・211と低迷しているソフトバンクの松田(37)。2015年から昨季まで5年連続20本塁打、18年から2年連続30本と衰え知らずと思われていたが、「さすがに年齢には勝てないのか……」という声が聞かれるようになってきた。
そんな松田だが、18日にキューバからの助っ人グラシアルが一軍に昇格して以降は、徐々に成績が上がっている。18日のロッテ戦からの9試合に限れば、打率・276、4本塁打5打点。それまで50試合で2本塁打というのがウソのようだ。27日は無安打だったものの、2つの四球で出塁している。
三塁を「本職」とする松田にすれば、同じポジションを守れるグラシアルや、他の助っ人の成績次第では、自身の立場が危うくなる。
「今季加入のバレンティンとデスパイネ、グラシアルが元気なら、登録抹消候補の筆頭ですからね。今はデスパイネは左ヒザ痛、バレンティンが不調で二軍落ちしているので、グラシアルがDHや左翼を務めている。2人が戻ってくるまで打ち続けないとスタメン落ちは確実。15年から続いている全試合出場も途切れてしまう。松田は後輩の手本になる選手だし、ベンチ内での声出しも戦力になっている。ただし、プライドの高い男なので、それだけで一軍にいられることを良しとするかどうか」(ホークスOB)
ちなみに松田がケガではなく、成績不振で二軍落ちしたのはルーキーイヤーの06年が最後。このまま自分の居場所を守れるか。