ブルージェイズ山口 好調支える女房役の“恥ずかしい過去”
ブルージェイズ・山口俊(33)が1日(日本時間2日)のマーリンズ戦に登板。この試合はオープナーを起用したため、六回途中からマウンドに上がり、2・2イニングを3安打1失点で3敗目(1勝)を喫した。
山口は2-2の同点の場面で登板したが8回、ダイヤモンドバックスから移籍したばかりの2番マルテに一発を浴びて逆転を許した。
開幕直後は2試合で計6失点と打ち込まれたが、8月は6試合計11回3分の2で5安打2失点。8月26日のレッドソックス戦では初勝利を挙げるなど、敗戦処理から結果を残して、モントーヨ監督の信頼を勝ち取った。
先発陣に故障者が続出したこともあり、今後は先発ローテに昇格する可能性もある山口。投球に安定感が出てきたのは、控え捕手の存在が大きいのだという。
山口は、リース・マグワイア捕手(25)とクラブハウスのロッカーが近いこともあり、2月のキャンプ、オープン戦からコミュニケーションを取ってきた。開幕後も2人は、山口の日本での投球について話し合うなど互いに理解を深めてきた。山口はメジャー公認球になじめず、直球の制球に苦戦していたが、マグワイア捕手から「荒れ球を生かすためにも、もっとスプリットを使え」と、アドバイスされて投球の幅が広がったという。