「体の準備が整わなければプロ失格」藤川球児“遺言”の重み

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 今季限りでの現役引退を発表した阪神藤川球児。22年の現役生活については「いつも最後だと思っていた。全く悔いはない」と言った。

 日米通算250セーブにあと「5」と迫った中での決断。一軍に復帰して記録を達成し、矢野監督を胴上げできればこれ以上はない花道となるが、印象的だったのはこの言葉。

「必然というか。一年間、体の準備が整わなければプロとして失格なので」

 球界を見渡せば、耳が痛い選手もいるだろう。

 藤川の今季一軍登板は11試合。10回を投げて1勝3敗1ホールド2セーブ、防御率7.20。体は悲鳴をあげているというし、上がり目なしの40歳だ。「この成績で年俸2億円なら身を引くのは当然」と言ったら阪神ファンは怒るか、それともうなずくか……。

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