高校生合同練習会でバレる“隠し球”…プロ球団には痛し痒し

公開日: 更新日:

 6日、高校生合同練習会の最終日が東京ドームで行われ、高校生41人が参加。プロのスカウト75人、大学、社会人、独立リーグなどアマチュア関係者5人がネット裏に集結した。

 参加した高校生は、大半がドラフト4位以下~育成で指名されるかどうかという選手。昨秋の神宮大会で準優勝、甲子園交流試合にも出場した注目株の左腕・下(健大高崎)は、打者7人に対し、2安打2四球と制球に苦しむなど、万全の状態ではなかったが、セ球団のスカウトは目立った選手についてこう言った。

「この日、揃って最速147キロをマークしたシャピロ・マシュー・一郎(国学院栃木)や豆田泰志(浦和実)は、県の独自大会時は球が高めに抜けるなど、制球に苦しんでいた印象があるが、その点は修正、向上していた。シャピロはアメリカ人とのハーフで伸びしろもありそうです。野手では、5安打を放った遊撃手の高寺望夢(上田西)がミート力の高さと肩の強さ、一塁到達タイムが4秒を切るなど、走攻守でアピールをしていました」

 高校生にとっては練習会のメリットは小さくない。練習会の結果次第でプラス評価を得られるし、下のように本調子ではなくとも、伸びしろが重視されれば評価がガタ落ちすることもない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動