虎糸井もはや不良債権 去就はドラフトでの近大・佐藤次第

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 遡ること8年前の12年、親会社である阪急阪神ホールディングスの株主総会では、株主からケガや不振に陥っていた城島健司、小林宏之に対し「不良債権だ」と突き上げを食らったが、もはや糸井も似たような存在になりつつあるというわけである。

■今季の戦力外通告はドラフト

 そんな大ベテランの去就を左右しそうなのが、10月下旬に迫るドラフトだという。

「阪神はアマ球界ナンバーワン野手といわれている外野手兼三塁手の佐藤輝明(近大=右投げ左打ち)を1位候補に挙げている。巨人など複数球団による競合を覚悟で佐藤に入札、クジを引き当てることができれば、来季の編成方針はガラリと変わる。コロナ禍によって11月初旬までシーズンが行われる今季、例年はドラフト前の10月1日からスタートする戦力外通告が、ドラフト後に一本化される可能性がある。ドラフトの結果を踏まえた上で来季の編成を行うため、佐藤を取れるか取れないかによって、同じベテラン外野手の福留孝介も含め、チーム内での糸井の立場は大きく変わる。このまま不振が続けば、来季の構想から外れてもおかしくないくらいです」(前出のOB)

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