巨人余剰戦力「ロッテ澤村に続け」とトレード志願が殺到中
15日にも優勝マジックが点灯する巨人。それでも二、三軍の選手は戦々恐々としているそうだ。先日、大塚淳弘球団副代表が「今(支配下登録選手が)69人なので(来季の)スタートを63、64人にしたい。(ドラフトで)最低5人は本指名する。64人にするには、10人を(契約から)外すか育成に持っていくしかない」とリストラ構想を語ったからだ。
巨人は今季、すでに3件のトレードを成立させている。楽天からウィーラー、高梨を立て続けに獲得すると、2人はチームを牽引。さらに澤村拓一(32)をロッテに放出した3件目のトレードは、球界を驚かせた。巨人では制球難に苦しみ、二、三軍を行ったり来たりだったが、移籍したロッテでは2試合で打者6人に対し4奪三振。被安打はゼロで四球も与えておらず、早くも勝ちパターンのリリーフ陣に組み込まれている。
さる球界関係者がこう言う。
「澤村に続けと、巨人でトレードを望む選手が増えているそうです。10人が整理されるとなれば、普通は年上から。2年間で一度も登板のない39歳の岩隈は当然その対象だろうが、38歳の亀井、中島、37歳の大竹といったアラフォー勢が、一軍で戦力になっていて、来季も現役続行が濃厚。もっと下の世代が危ないともっぱらですからね」