ロッテ15年ぶりVのキーマンは井口監督 OB山崎氏が手腕分析
「今季はチームの総合力が上がっています」
ロッテOBで通算2081安打の評論家・山崎裕之氏がこう言う。
14日のオリックス戦に5―0で勝利。これで首位ソフトバンクに0・5ゲーム差に迫った。
チーム成績だけを見れば、かなりの善戦といっていい。チーム打率・242はリーグ4位、総得点316は同4位。チーム防御率も4・12で同3位。得失点差はマイナス3だ。ソフトバンクの得失点差はプラス65だから、いかにうまく勝ちを拾っているかがわかる。
ケガ人も少なくない。主砲のレアードが故障し、今季中の復帰は絶望的。正捕手の田村は9日の日本ハム戦で右手人さし指を骨折し、さらにこの日は、主戦投手の種市が右肘のトミー・ジョン手術を受けたことが発表された。
■フロントも監督をうまくフォロー
これらの劣勢をはね返し、2005年以来の優勝を果たすためのキーマンはダレか。前出の山崎氏は「井口監督です」と、こう続ける。