“暴れ馬”澤村につく値段は? ロッテ経由でFAメジャー挑戦
ロッテの澤村拓一(32)が11月30日、海外FA権行使の申請書類を球団に提出した。
「日米42球団と交渉が可能になったので、もちろんアメリカ移籍、ロッテ残留、国内移籍、全て考えられる中で、自分のことを一番必要としてくれる球団で腕を振っていきたいという気持ち」(澤村)
今季は巨人で13試合に登板し1勝1敗、防御率6.08。制球難が修正できず、一時は三軍落ちまで経験した。しかし、9月にロッテにトレード移籍すると、22試合で防御率1.71。勝ちパターンのリリーフ陣の一角として「八回」の役割を担うなど新天地で復活を遂げていた。
澤村はイチロー(現マリナーズ球団会長付特別補佐兼インストラクター)らの担当で知られるジョン・ボッグス氏と代理人契約を結んでおり、5~10球団が獲得に興味を示しているとされる。
メジャーリーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏は「日本の球団へ譲渡金が発生するポスティングシステムではないため、メジャー球団にとってコストを抑えられるFA移籍なのが魅力です」とこう指摘する。