IOC会長は「バッハっは」と笑って誤魔化すしかないわな
男子柔道66キロ級で阿部一二三が丸山城志郎を24分の熱戦の末に破って五輪切符を手にした。本人は感涙にむせび、敗れた丸山も潔く涙を流し、代表監督の井上康生も(例によって)感動して泣いただろう。つられてトップの山下JOC会長も泣いたと思われる。よかったよかった。
阿部が所属するチームの吉田秀彦監督は「ホッとしている」としながらも「東京五輪代表にはなれたが、五輪で金メダルを取れたわけじゃない」とゲキを飛ばしたそうだ。
思うに、ゲキを飛ばした相手は阿部ではなかったと思う。
「東京五輪代表に選ばれたが、五輪で金メダルを取れたわけじゃない。金メダルが取れるように、たのむぜバッハさんよ!」
五輪代表に選ばれたが、五輪で金メダルを取ろうにも、五輪をやるかどうかはっきりせんのだからな。IOCバッハ会長はとにかく楽観的に見える。ガ~ス~総理と会って「全世界が新型コロナウイルスに打ち勝った証しとしての五輪」とがっちり握手した(正確にはマスクしてグータッチした)。