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六川亨サッカージャーナリスト

1957年、東京都板橋区出まれ。法政大卒。月刊サッカーダイジェストの記者を振り出しに隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長を歴任。01年にサカダイを離れ、CALCIO2002の編集長を兼務しながら浦和レッズマガジンなど数誌を創刊。W杯、EURO、南米選手権、五輪などを精力的に取材。10年3月にフリーのサッカージャーナリストに。携帯サイト「超ワールドサッカー」でメルマガやコラムを長年執筆。主な著書に「Jリーグ・レジェンド」シリーズ、「Jリーグ・スーパーゴールズ」、「サッカー戦術ルネッサンス」、「ストライカー特別講座」(東邦出版)など。

FC東京をルヴァン杯制覇に導く 長谷川健太監督の実像<上>

公開日: 更新日:

ルヴァン杯決勝の選手交代に「勝負師」としての顔を見た

 2020年シーズンのルヴァン杯決勝が1月4日に行われ、FC東京が柏を2-1で下して09年以来、11大会ぶり3度目の優勝を飾った。

 チームを率いて3シーズン目となる長谷川健太監督にとって、FC東京での初タイトルとなった(G大阪時代の3冠などを含めて通算5個目のタイトル)。

 サッカーの指揮官にはには、さまざまなタイプがある。個人的に長谷川監督には<勝負師>という言葉が似合うと思う。

■レアンドロのFKが外れ交代を決意

 柏との決勝戦では、Jリーグ得点王&MVPのFWオルンガを抑えるためにCBの渡辺とジョアン・オマリの2人が、絶えずマークの受け渡しを行ってフリーでシュートを打たせなかった。

 オルンガにパスを供給するトップ下のMF江坂には、元日本代表DFの森重をボランチに起用して自由を奪った。

 右ウイングのMFクリスティアーノには、左SBの小川が積極果敢に攻撃参加することで彼を守勢に追いやり、自慢の攻撃力を削いだ。

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