ハンド世界選手権8強ならずも…1次L突破はどう「快挙」か
1997年日本大会(グループ4位通過)以来24年ぶり、2度目だという。
「男子ハンドボール世界選手権2021」がエジプトで開催されている。今大会は日本を含めて32カ国が参加。1次リーグはAからHまでの8グループ(各4カ国)に分かれて行われた。
Cグループの日本は強豪のクロアチアと引き分け、次戦のカタールに負けたものの、アンゴラを1点差で下し、1勝1敗1分け。同組3位で2次リーグへ進んだから、スポーツ紙はこぞって「快挙」「偉業」と報じた。
しかし、今大会は1次リーグ突破条件がこれまでとは大きく異なる。
従来は24カ国が出場、1次リーグは4グループ(各6カ国)に分かれていた。2次リーグ進出条件は17年が「6カ国中、上位4位」、19年は「6カ国中、上位3位」だった。今回は4カ国中3位までOK。
さらに対戦カードも追い風となった。C組のライバルはアンゴラ(19年大会23位)、カタール(同13位)、クロアチア(同6位)の3カ国。主将の土井レミイ杏利(31)は組み合わせが発表された際、SNSに「いいとこ入った!!」と投稿したほどだ。