東京五輪の海外観客「4月末に判断」とIOC 開催姿勢崩さず
そもそも東京五輪の開催可否はいつ決定するのか。何があっても強行するつもりか。IOC(国際オリンピック委員会)のデュビ五輪統括部長は24日、東京大会の海外からの観客受け入れ判断は「4月の終わりが適切」との見解を示した。同日開かれた理事会後の記者会見でバッハ会長が「4月か5月の初めには決めなければならないだろう」と語ったことを受けての発言。
デュビ部長は「決定は可能な限り遅く、しかし遅くなり過ぎてはいけない。多くの制約があるので、4月の終わりが適切な時期だろう」と語った。また国内の観客と海外からの観客を分けて「2つのステップで決定を下すかもしれない」と付け加えた。
一方、理事会では、2032年夏季五輪・パラリンピックの最優先候補地として豪州東部のブリスベンを選定し、本格的な協議に入ることを決めた。