大谷の開幕ローテに黄信号…中継ぎエース負傷で救援手薄に
■球威は戻るも制球が不安定
エ軍の先発ローテは開幕投手に指名された右腕バンディ以下、キンターナ、カッブ、キャニング、ヒーニーの5人が決定。質はともかく、投手の頭数が揃い、メジャーで一般的な中4日でのやりくりが可能になった。中継ぎエースを欠いてリリーフを厚くしなければならないだけに、大谷を加えた先発6人制で臨む余裕はない。
大谷は二刀流だから中4日でローテを回れない上に、球威は戻っても制球が不安定。ここまで先発した7人のうち防御率は13.50と最低だけに、なおさらだ。
「ここまでのオープン戦での登板を見る限り、18年オフに受けたトミー・ジョン(TJ)手術から完全に回復していないと思う。肘にメスを入れた投手は球威が戻っても、制球が安定しないケースは珍しくないからです。大谷を投手として期待するのであれば、急いで開幕から起用せず、打者で出場しながら調整を重ねて先発陣に疲れが出始める夏場の投入が得策ではないか」(スポーツライター・友成那智氏)