大谷の打球速度が話題だが…圧倒的能力が“投げる”の弊害に

公開日: 更新日:

 投手としての大谷は、とにかく球速を追い求めている。かつて日刊ゲンダイの取材に「(バットに当てられても)タイミングさえ押し込めていればファウルになる。それで追い込めれば、フォークなり、スライダーなり、真っすぐなりで三振は取れるんじゃないかと思う」と答えていたし、球速を抑えて、その分、制球を良くしようと思わないかという問いには、「正しいフィジカルで、正しい投げ方をすれば球速も上がるし、コントロールも良くなる」と答えた。

 さる日本ハムOBがこう言った。

「大谷はスピードを抑えて制球優先の投球をやろうと思えばできるし、実際にやったこともある。左足を踏み出す際の歩幅をいつもより狭くし、制球も整っていた。そのときのフォームを固めれば良かったのに、実際にやったことは逆。いつも以上に歩幅を広げ、さらに球速を上げようとした。メジャーに行っても、大谷の基本的な考え方やスタンスは変わりません」

 本人が言うように「正しい投げ方」をすれば「コントロールも良くなる」だろうが、制球が定まらないのは「正しい投げ方」をしていないからではないか。スピードを求めるあまり、フォームが乱れている可能性もある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八角理事長が明かした3大関のそれぞれの課題とは? 豊昇龍3敗目で今場所の綱とりほぼ絶望的

  2. 2

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  3. 3

    元DeNAバウアーやらかし炎上した不謹慎投稿の中身…たびたびの“舌禍”で日米ともにソッポ?

  4. 4

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    フジテレビ顧問弁護士・菊間千乃氏に何が?「羽鳥慎一モーニングショー」急きょ出演取りやめの波紋

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    菊間千乃は元女子アナ勝ち組No.1! フジテレビ退社→弁護士→4社で社外取締役の波瀾万丈

  4. 9

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽

  5. 10

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も