広島「新4番」西川龍馬また打った “誠也の後”の本当の仕事

公開日: 更新日:

 広島の新4番・西川龍馬(26)がまた打った。

 25日の巨人戦に「4番・中堅」で出場。初回2死三塁で右前へ先制打を放つと、2点リードの五回無死一、二塁の場面でも右前へ適時打を放った。1点差に迫られた直後の六回には、この試合3本目となる貴重な中前適時打。4打数4安打3打点の活躍で、9―8の乱打戦勝利に貢献した。

 23日の巨人戦からプロ初の4番に座り、24日の試合では巨人ビエイラの159キロの剛速球を逆方向の左翼スタンドに叩き込む4号2ランを放っている。

 さる球界関係者がこう言った。

「この打順の目的は、4番打者として前のヤクルトとのカードで借金生活に突入したチームの勝敗を一人で背負い込んでいた鈴木誠也の肩の荷を軽くすること。この日も3安打と決勝犠飛を放つなど、もっか首位打者の1番・菊池と誠也の打順の間隔を詰めて、チームの得点力を上げようという狙いもある。誠也と西川は同い年で仲がいい。ベンチでも常に情報交換をしていて、誠也の影響で近年は西川もウエートトレーニングに着手。力がついて逆方向へ放り込めるようになった。お互いに切磋琢磨している西川なら、誠也の後の4番に入っても平常心を保てる。佐々岡監督は西川のバットコントロールのうまさを買っています」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…