菅首相の地元・横浜で五輪関連のスポーツ大会強行の不自然
これに対し、横浜市の担当であるスポーツ振興課はこう話す。
「まん延防止措置の期限が11日で、11日以降の状況が見えていません。そこから感染者が増えていく可能性もありますし、それなりに効果が出て感染者が落ち着くということで準備だけは進めています。状況が悪くなければ中止になることもある。11日以降の動向が出るので、そういった状況も踏まえて最終的な判断をしていくということになる」
神奈川県は緊急事態宣言の対象外であり、横浜市は11日までまん延防止の対象地域ということだ。
■東京五輪と密なトライアスロン大会
このトライアスロン横浜大会は東京五輪の代表選考対象ともなっており、「オリンピックに参加するためのポイントが付与されるという大会の位置づけになっています。ポイントが付与されることによって出場される選手が変わってきます」(スポーツ振興課)という。
くしくもトライアスロン大会最終日の17日に、IOCのバッハ会長が再び来日する。前日に予定されていたトライアスロン大会が中止になれば、東京五輪開催に対するバッハ会長の心象も悪くなることは否めない。振り返れば昨年11月にバッハ会長が来日した時も直前に、菅義偉首相の地元・横浜市でイベントが開かれていた。