3回目の緊急事態宣言前日の“ヨコハマダービー”で何を想う
ラモン・ディアス、ダビド・ビスコンティ、メディナ・ベージョにグスタボ・サパタ。
Jリーグ創設期にはアルビ・セレステ色が強烈だったクラブは、今ではすっかりカナリーニョを頼りにするクラブへと変貌した。
そして近年、個性ある魅力的なブラジリアンストライカーをよくもまあ次々と連れてこれるもんだと常々感心してもいる。
アタッカンチだけじゃない。チアゴ・マルチンスはJリーグ史に功名を刻むザケイロであることに疑う余地はない。資本があるからね、というやっかみも聞こえてきそうだが、資金力があっても使えない助っ人を引いてくるチームを腐るほどみてきた。ひとえに金の力だけで片付けてしまうのはナンセンスだろう。
すべては横浜F・マリノス(以下、横浜FM)の話である。
また今季、新加入したレオ・セアラはどんな逸材なのか。新型コロナウイルスで来日が遅れ、隔離明け合流間もない彼の資質を確認すべく、日産スタジアムで行われた横浜ダービー(4月24日=横浜FC戦)へと向かった。