大谷は“二刀流”疲労ピーク…チームはトラウト離脱で二重苦
■大谷は勝負を避けられる可能性が
ここにきてMVP3度のトラウト外野手が右ふくらはぎを痛めて負傷者リスト(IL)入り。ここまで36試合で打率.333、8本塁打、18打点をマークしている主砲の不在は、大谷の打撃に影響しかねない。
「トラウト不在のエンゼルス打線は、相手バッテリーからすれば迫力に欠けるはずです」と、CS放送の大リーグ中継で解説を務める評論家の堀井恒雄氏がこう続ける。
「今季の大谷が本塁打を量産しているのは本人の調子がいいことに加えて、3番を打つトラウトの存在も大きい。後続にメジャー最強打者が控えているだけに、相手投手は好調な大谷を歩かせるわけにはいかず、勝負せざるを得なかった。今季はその後の4番を打つレンドンが、故障もあって本来の力を発揮できていない(打率.265、3本塁打、12打点)。トラウトが復帰するまでの6週間から8週間、大谷は相手から勝負を避けられて本塁打数も伸びない恐れもあります」
その大谷は21日、ツインズとのダブルヘッダー第1試合を今季初の欠場。第2試合は「2番・DH」で出場したものの、3打席連続空振り三振の3打数無安打で7試合ぶりにノーヒットに。打率は.267となった。