進化する大谷 英語でのコミュニケーション力は格段に向上
「大谷の英語でのコミュニケーション能力は年々、進歩しています」と放送関係者がこう続ける。
「今季は監督やコーチと通訳抜きでも会話する機会も増えた。試合後のオンライン会見でも、米国人記者による英語の質問も理解しているようで、うなずくのは珍しくありません。英語だけでなく、日本ハム時代から中南米出身の選手と積極的にコミュニケーションを図ってきたそうで、今季加入したキューバ出身のイグレシアス内野手らとはスペイン語でも会話しています。相手選手に英語で話しかけられてスペイン語で答えたこともあるそうです」
今季、大谷とともに外野を守る機会が増えたアップトン外野手は「彼はポジショニング・カード(守備シフトが記された表)を理解しているし、コミュニケーションもよく取れている」と話している。少なくともグラウンド内での意思疎通には問題ないが、クラブハウスでの会話はおぼつかない。
「プホルス(現ドジャース)、トラウトら主力から英語でまくしたてられると、さすがに聞き取れない。メジャーを代表する強打者にも『何言ってるのか分からねーよ』と日本語で返すこともある。分かったふりをしたり、笑ってごまかすことはまずない。知らない単語や表現などは極力、その場で覚えようと努めているので、上達も早いのでしょう」(前出の関係者)