元中日門倉コーチの失踪に別の謎 ワイドショーも参戦し…
今月15日から音信不通状態が続く、元中日二軍投手コーチの門倉健氏(47)。ワイドショーでも「謎の失踪事件」と大きく報道されているが、中日のさるチーム関係者は日刊ゲンダイの取材にこう言う。
「球界OBからの安否を気遣うメッセージが相次いでいる。もちろん、心配は心配なのですが、球団の対応を見る限り、少なくとも事件に巻き込まれた可能性は低いのではないかと思う」
門倉氏は、15日から無断で二軍練習を休み、16日には家族から愛知県警に捜索願が出された。現時点では事件性も疑われているにもかかわらず、球団は20日付の消印で「一身上の都合により退団させていただきます」と記された退団届が届くと、開封した2日後の26日付でそれを受理。
加藤球団代表は「直接、本人とは連絡は取れていないが、球団としては無断で練習に出ていないことも重く受け止めている。(退団届が)本人のものだろうということで、受理をした」と説明したが、チーム関係者の「事件性の有無もはっきりせず、本人から事情も聞けない段階で退団が発表された。無断欠勤は問題とはいえ、退団届を球団預かりにしておく手もあったのに」という疑問も一理ある。チーム内で「球団は失踪の原因を把握しているのではないか」との声が聞かれるのもそのためだ。