ソフトBが交流戦で足踏み中…パ5球団は今が勝ち星の稼ぎ時
残された時間はそう多くない。
過去交流戦8回優勝と、得意のセ相手でもっか2勝6敗2分けと苦戦しているソフトバンク。しかし、選手の顔ぶれを見ればそれも無理はない。
エースの千賀は4月に左足首の靱帯損傷。中軸のグラシアルも右手薬指の骨折、中指と薬指の靱帯損傷で二軍暮らしが続いている。さらに守護神の森も5月下旬に左ヒジにメスを入れ、4週間の入院が必要という状況だ。
そんなソフトバンクにとって朗報なのが、野球のキューバ代表が東京五輪出場を逃したこと。この予選落ちにより、五輪に派遣していたリリーフエースのモイネロ、長距離砲のデスパイネ、育成ロドリゲスの早期復帰が確実。8日来日予定で、2週間の隔離期間、調整を含めても前半戦中に一軍に合流できる。
「しかも千賀は思いのほか、リハビリが順調。すでに走る方は問題がなく、捕手を中腰にさせてブルペン投球も行っている。グラシアルも後半戦には戻ってこられる見込みだと聞いている。森を除けば主要なメンツも揃うので、後半戦から仕切り直せる」(球団OB)