宙ぶらりん藤浪に5000票 矢野阪神ざわつかせるファン投票
ここまでの活躍を見れば、当然とも思えてくる。
NPBは2日、「マイナビオールスターゲーム2021」のファン投票の中間結果を発表。新人ながらリーグ3位の13本塁打を放つ阪神の黄金ルーキー・佐藤輝明(近大)がセの外野手部門で4万7769票を獲得。12球団トップとなった。
関係者をざわつかせたのが、先発投手部門で5063票で5位につけた藤浪晋太郎だ。チーム内では青柳晃洋に約300票及ばなかったが、エースの西勇輝には1000票近くの差をつけ、巨人の菅野智之や中日の大野雄大より票を集めた。
今季、開幕投手を務めた藤浪は、4月23日のDeNA戦で7四死球を与えるなど、5回途中4失点で負け投手となり二軍落ち。現在もファーム暮らしが続いている。
しかし、成績だけ見れば今季は2勝1敗、防御率2.60。四死球や暴投の多さは相変わらずだが、昨季は中継ぎとして好投したように、底を脱しつつあるのは間違いない。投球に魅力を感じ、完全復活を願うファンがそれだけ多いのだろう。
■低迷からすでに5年経過