内村航平は男子団体の代役OK!日本には“穴埋め金”の実績が
男子体操のかつてのエースが4大会連続の五輪出場を決めた。
個人総合2大会連続(2012年ロンドン、16年リオ)金メダルの内村航平(32)が6日に行われた全日本種目別選手権(群馬・高崎アリーナ)の鉄棒で15.100点の2位に入り、同種目での東京五輪代表が内定した。
今季は6種目全てをこなす個人総合を断念。フィジカルの負担を考慮して鉄棒一本に絞ったため、団体総合メンバー(4人)からは漏れた。五輪本番では、過去3大会に出場した豊富な経験から、橋本大輝(19)を筆頭に若手メンバーの精神的支柱、兄貴分として期待されるが、本番での役割は単なるアドバイザーだけにとどまらない。
そもそも内村は6種目全てで高いレベルの演技をこなすオールラウンダーだった。これまで「全種目をこなしてこそ体操選手」と個人総合へのこだわりを口にしてきた。
リオ五輪後は肩や腰など度重なる故障から、さすがに個人総合へのエントリーは見送ったが、鉄棒に絞ると決めてからも柔軟性を維持したり、体のバランスを整えるため、他の5種目も練習を続けていたという。