林大地「何が何でも決めるって気持ちは常に持っている」
もちろん森保一、横内昭展両監督は彼の動向を注目していたが、同年12月のU-23日本代表候補合宿(千葉)は招集なし。今年3月のU-24アルゼンチン2連戦も、最初はリストに名を連ねることはなかった。
しかし、上田綺世(鹿島)と前田大然(横浜)が揃ってケガで見送りとなり、堂安も軽度の脳震盪で急きょ不参加が決定。追加招集という形でチャンスが回ってきたのだ。
■勝負強さは折り紙付き
そこで結果を出してしまうのだから、勝負強さは折り紙付きだ。
日本が強豪のアルゼンチンを下した北九州での2戦目にスタメン出場。瀬古歩夢(C大阪)のタテパスに反応し、鋭い抜け出しからゴールを決めた。そして凄まじい形相で雄叫びを上げた。
その様子からつけられた愛称は「ビースト(野獣)」。鳥栖も公式HP上に「ニックネーム=ビーストハヤシ」と堂々と記載し、5月22日の鹿島戦では、猛然とゴールに突き進む彼の一挙手一投足を間近で見られる「林大地BEASTシート」を限定で30席販売するほど、23歳の点取り屋をプッシュしている。