大谷は球宴トップ選出も 最多得票はジャイアンツ2連戦次第
ジ軍はエ軍との初戦で先発が予定されるデスクラファニ(7勝2敗、防御率3.01)、2戦目で大谷と投げ合うガウスマン(8勝1敗、同1.51)の両右腕を筆頭に先発、リリーフとも盤石。チーム防御率3.32は30球団中4位だ。メジャーを代表する投手陣を打ち崩せば、更なる票の上積みが見込めそうだ。
大谷は対戦相手に手厳しいことで知られるジ軍の本拠地サンフランシスコのメディアから好意的に扱われ、ファンの間でも絶大な人気を誇る。メディアは大谷の驚異的な長打力を歴代通算1位の762本塁打のバリー・ボンズにも匹敵すると持ち上げ、地元放送局でジ軍中継を担当するスポーツキャスターのクリス・アルバレス氏も「打席でボンズのような雰囲気を醸し出している」と評した。6月にサンフランシスコのオラクルパークで対戦した際には、代打で出場した大谷を敬遠の四球で歩かせたジ軍バッテリーが、スタンドのファンからブーイングを浴びたこともあった。
次のジャイアンツ戦の結果次第では、大谷はサンフランシスコのファンによる絶大な後押しが期待できそうだ。