東京五輪ボランティア7万人が“サクラ要員”に…無観客でも削減なし
余剰人員を一体どこで活用するつもりなのか。
1都1道4県の会場で無観客が決まった東京五輪。当然、予定していた約7万人のボランティアも大幅に縮小されると思ったら、さにあらず、である。無観客が決まった8日に「縮小について詰めていく」と語っていた大会組織委員会の武藤敏郎事務総長が11日、NHKの「日曜討論」に出演してこう言ったのだ。
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「1日でも活動できるよう工夫をしたい。ご協力をいただける範囲で再配置したり、活動範囲を変えたりして、全員に続けていただきたい」
東京五輪ボランティアの役割は多岐にわたるものの、無観客である以上、チケットの受け付けなどを担当する「受付」に当初見込まれていた「1万6000~2万5000人」も必要なのか。五輪関係者の来日も削減されることで、「移動サポート」の「1万~1万4000人」も減らせるはず。無理やり7万人もの人数を投入する必要性があるとは思えない。