東京五輪ボランティア7万人が“サクラ要員”に…無観客でも削減なし
もちろん、タダで使える人材を確保しておきたい下心、直前にドタキャンされる懸念、今から一人一人に不採用通知は間に合わないというさまざまな事情も推察される。
それでも現状では仕事にあぶれるボランティアが出てきかねない。
11日付の東京新聞によれば、ボランティアは大会当日、組織委から「自宅からボランティアのユニホーム着用」を言い渡されたという。これは組織委も認めており、会場周辺に更衣室がないことに加えて、「街に祝祭的な彩りを与えてほしい」という理由もあるという。つまり、「サクラ」だ。
観客もいない中でボランティアの余剰人員が多々発生となれば、祝祭どころか空虚さの演出となりそうだ。