東京五輪の野球で注目は、日本人選手より「日本でプレーする外国人選手」
米国内にいる他球団のスカウトが先日、電話をかけてきた。東京五輪野球(28日開幕)の出場選手に関する情報交換が目的だ。
わたしは前回のコラムで、チェックすべきは鈴木誠也(26=広島)ひとりと書いた。しかし、当時とは出場メンバーも変わり、追加招集選手の中には注目すべき連中がいる。
筆頭は千賀滉大(28=ソフトバンク)になる。左足首靱帯損傷からの復帰初戦は10失点。制球が甘くてつかまったものの、速球は158キロをマークした。球速が戻ったのはケガが癒えた証し。潜在能力が高いだけに、経験を重ねることで制球も改善されるだろう。
■オースティンにマルティネス
あとは日本のプロ野球界でプレーする外国人選手たち。米国代表として追加招集されたオースティン外野手(29=DeNA)とマルティネス投手(30=ソフトバンク)の2人。ドミニカ共和国代表として新たに招集されたメルセデス投手(27=巨人)だ。
3人とも今季限りで契約が切れるが、オースティンだけは来季契約に関して球団が選択権をもっているだけに、今オフ、メジャーが獲得できる保証はないが……。