鳥取大会辞退から一転…出場を認められた米子松蔭にもダメージあり
野球部員ではなく、たったひとりの学校関係者がコロナに感染したことで鳥取大会を辞退していた米子松蔭が19日、一転して出場できることになった。鳥取県高校野球連盟と朝日新聞鳥取総局が会見し、21日に境と2回戦を行うと発表した。
米子松蔭は17日の試合直前に出場を辞退していたため、境の不戦勝になっていた。それをチャラにして、やっぱり2回戦をやるというのだ。
しかし、すでに視線が3回戦に向いていた境は改めて米子松蔭に照準を合わせなければならないし、試合ができることになった米子松蔭にしても喜んでばかりはいられない。17日にいったん出場を辞退した時点で、それまで張り詰めていた気持ちが一度、プツンと切れるというか、緩んでしまった3年生も中にはいるだろうからだ。彼らにとって朗報には違いないとはいえ、たった2日で心身を元の状態に戻せるのかどうか。
米子松蔭は甲子園に春夏計4回出場の強豪、春の県大会Vの優勝候補だが、受けたダメージは大きい。