沖縄尚学が甲子園一番乗り!5戦わずか4失点の分厚い投手陣で上位目指す
甲子園一番乗りは沖縄尚学だ。18日、高校野球の沖縄大会決勝が行われ、沖縄尚学が中部商を5―2で下し、全国最速で9度目の出場権を手にした。昨年は独自大会だったため、19年大会に続く“連覇”となった。
沖縄尚学は2点を追う四回に同点に追い付くと、五回に勝ち越し。九回に追加点を奪った。投げては三回途中から登板したエース左腕の当山が、四回以降は相手打線を2安打に抑え、三塁を踏ませない無失点の好救援で流れを引き寄せた。
切れ味抜群のスライダーを持つエース当山の他にも、3回戦でノーヒットノーランを達成した美里、後間と層の厚い投手陣が5試合で4失点。伝統の堅い守りも投手をもり立てた。
19年の沖縄大会決勝は現在オリックスでブレーク中の宮城を擁する興南を延長十三回の死闘の末に撃破。甲子園ではセンバツ準優勝の習志野(千葉)に延長戦の末に敗れた。毎年「簡単に負けないチーム」をつくる比嘉監督は、虎視眈々と上位進出を狙う。