東京五輪でスケートボード金メダル連発の快挙!「ボーダー=腰パン不良」のイメージ一掃

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 柔道をしのぐ日本の“お家芸”となるのか。

 東京五輪・スケートボード女子ストリートの決勝が26日、有明アーバンスポーツパークで行われ、西矢椛(13)が金メダル、中山楓奈(16)が銅メダルをそれぞれ獲得する快挙を見せた。

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 五輪初採用となるスケートボード。25日は同種目の男子決勝で、堀米雄斗(22)が金メダルを獲得するなど、連日のメダルラッシュにスケートボードに対する世論の関心も高くなりつつある。

<昨日の堀米選手もそうだけど、本当にさわやかでスケートボードのイメージが180度変わりました>

<ボーダーって何か不良のイメージがあったけれど、全然違うんだね>

 ネット上でみられるのは、スケートボードに対するイメージの変化だ。日本国内では、スケボー禁止を掲げる公園や広場が多い上、繁華街などでゴロゴロと音を立てながら歩行者らの隙間を勢いよく駆け抜けていく姿に苛立ちを覚える人も少なくない。

「腰パン騒動」のイメージ払拭

 両足を自由に動かせるようにしたダブついたズボンも「だらしない」「ふざけている」といった否定的な見方が依然として根強いが、とりわけ日本国内でボード選手に対するイメージを悪化させたのは「あの出来事」があるだろう。

 2006年のトリノ冬季五輪に続き、10年のバンクーバー冬季五輪にも出場した、スノーボードハーフパイプ元代表の国母和宏(32)をめぐる「腰パン騒動」だ。

 当時21歳だった国母はバンクーバーに向かう際、だらしなくシャツを出したままのサングラス姿で登場。ズボンを腰部分まで下ろしてはくボーダー特有の「腰パン姿」に対して全日本スキー連盟やJOCに抗議が殺到し、入村式参加自粛の処分となった。さらに、この服装を会見で問われた国母は、「反省してま~す」「チッ、うるせえな」などと発言したため、大炎上する事態となったのだ。

 怖いイメージの「腰パン」から、「さわやか好青年・美少女」のスポーツへ――。今後、スケボー禁止の公園も減るかもしれない。

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