巨人・坂本が五輪金メダルで手にした「監督手形」 侍Jでの献身ぶり買われ早期“入閣”も
巨人の村田善則ブルペンコーチが侍ジャパンのバッテリーコーチを務めたこともあり、坂本の「陰の活躍」は巨人の原監督や球団幹部の耳にも届いているという。
今年12月に33歳になる坂本は「次の次の監督候補」と今村司球団社長が昨年の日刊ゲンダイのインタビューで認めている。巨人のチーム関係者がこう言った。
「契約最終年の原監督に代わり、今オフに阿部二軍監督が一軍監督になったとして、その3~5年後だと、坂本は30代半ばから後半。コーチもしくは二軍監督として経験を積まないといけないことを考えれば、早ければあと2、3年で、まだ十分できる現役を退き、監督修業のために入閣する可能性も否定できません」
20代のころはやんちゃで知られた坂本も、今や日本代表でも「気配りの人」として巨人の幹部候補生に成長した。「(2013年に)決まった時からずっと目標だった」と言う東京五輪での献身的な働きぶりが認められ、現役生活が短くなるとしたら、何とも皮肉である。