「メジャーで優勝争いを」女子ツアー初の試み、塩谷幸代プロが仕掛けた“トリック”を見抜けるか
【ニトリレディス】第2日
今大会は毎年、塩谷育代プロがコース設定を担当し、多くの女子プロが「気が抜けない」と警戒することでよく知られる。
そして、今年塩谷プロが仕掛けたのは、日本女子ツアー初の1日目パー73、2日目パー72という変則開催だ。
例年、多くのプロがスコアメークに苦しむ右ドッグレッグホールの16番パー4を、初日はパー5(500ヤード)、2日目はパー4(420ヤード)に設定した。
その狙いについて聞いた。
「16番パー4は距離が長くグリーンの右手前に池もあってきわどいところにピンが切れない。そこでティーを80ヤード下げることでパー5にし、ピン位置を難しくできる」(塩谷プロ)
プロにとってパー5は、「比較的バーディーが狙えるホール」というイメージが強い。しかし16番は左サイドには木があり、グリーンを狙うにもスタイミーになりやすい。
初日16番パー5の平均スコアは5.0261(115選手=バーディー18、パー78、ボギー17、ダブルボギー2)と決してやさしくなかった。