巨人・菅野は「大胆さ」を取り戻せ 原監督と本人が悲観することに問題がある
巨人の菅野智之(31)が7日のDeNA戦で五回に一挙6点を失いKOされた。5四死球を与える内容に原監督は「正常ではない」と言ったが、ボール自体は本来の状態に戻った。
悲観することはなにもないのだが、原監督と同様に本人もそう思えないのだろう。そこに、問題がある。
■球威は戻った
直球のMAXは151キロを計測。空振りを取れていたし、球威で相手打者を押せていた。そうやって2ストライクと追い込みながら、しかし、勝負球でコースを厳しく突き過ぎた。結果、ボールが続いて投手有利のカウントを生かせず、打者の方に主導権を奪われるというケースが多くなってしまった。球数も増え、最後には左足がつってしまった。
大胆に攻めればいいものを、必要以上に注意深くコースを狙う。菅野は登板後、「ゲームをつくれなかった。次の試合はつくれるように頑張ります」と言葉少なに語ったそうだが、丁寧にいきすぎたのは、菅野が自分自身の状態にまだ、半信半疑だからだろう。