冨安建洋の評価急上昇 アーセナルの世代交代時期を狙った巧みな移籍術

公開日: 更新日:

 英プレミアの名門アーセナルに移籍した日本代表DF冨安建洋(21)評がウナギ上りだ。

 67年ぶりに開幕3連敗を喫したアーセナルに合流した冨安は、第4節ノリッチ戦に先発して1-0の勝利に大貢献。第5節バーンリー戦でも堅実な守備を見せ、1-0の逃げ切り勝利の立役者となった。開幕3連敗の内容が「得点0・失点9」とズタボロチームを救った立役者として、地元紙が特集を組むなど「トミヤス大絶賛中」なのである。

「その冨安の、機を見るに敏な絶妙移籍術が話題になっている」と、サッカー関係者がこう続ける。

「スペインの久保建英は名門レアル・マドリードに移籍したが、居場所がなくてスペインの中堅チームをレンタル移籍で転々としている。五輪代表で長らく背番号10を付けたMF三好康児はベルギー1部アントワープの先発組だが、活躍しても話題にならないので商品価値は頭打ち状態です。アーセナルは世界中にファンのいるメガクラブだが、今オフに世代交代を積極的に推し進めたことでチーム状態は悪く、開幕3連敗の体たらく。そんなチームが冨安サイドの狙い目だった」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇