宿敵ルンビ欠場表明でも…ジャンプ高梨沙羅の北京五輪メダルには険しい道のりが
最大のライバルが姿を消した。
7日、スキージャンプ平昌五輪金メダリストのマーレン・ルンビ(27=ノルウェー)が北京五輪を欠場すると、地元テレビのインタビューで語った。体重管理の問題を理由に挙げたという。
ルンビは平昌で銅を獲得した高梨沙羅(25)にとって最大のライバル。今年3月の世界選手権でルンビはラージヒルで優勝、高梨は2位だった。
高梨に立ちはだかる大きな壁がいなくなり、金メダルに近づいたかに見えるが、頂点への道のりは依然として厳しい。というのも、ライバルはルンビだけではないからだ。
前述の世界選手権、ノーマルヒルでは高梨は3位、ルンビは2位。優勝したのはスロベニアの23歳、エマ・クリネツだった。平昌では14位とメダル圏外の選手だったが、五輪シーズンを前にメキメキと頭角を現し、メダル候補に浮上。今月のグランプリジャンプ最終戦では、オーストリアのマリタ・クラマー(19)が優勝した。昨年、ジュニア世界選手権で3つの金メダルを獲得するなど、脅威の若手選手として注目されている。