北京五輪は大丈夫? 欧州のアルペン、ジャンプ選手が競技場を不安視

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 心配はもっともだ。

 夏季五輪ではメダル量産の中国も冬季大会はさほど目立たない。これまで金メダルは13個。うち10個はショートトラックだ。最多メダルは2006年トリノと10年バンクーバーの11個。母国開催の北京大会では、最低でも20個のメダルは欲しいところだ。

 そんな中国の強化拠点のひとつがフィンランド。同国ボカティにある五輪トレーニングセンターなどの施設で、現地指導者からジャンプやフリースタイルスキー、スノーボードなどの指導を受けている。

 現地関係者が言う。

「中国がメダルを狙っている競技は実績のあるショートトラック、フリースタイルスキーのエアリアル、スピードスケート、カーリング、フィギュアのペアです。冬季五輪の花形であるアルペンスキーのほか、ジャンプ、複合は勝負になりません。そういう事情もあって、欧州のアルペンやジャンプの選手は競技場に不安を持っている。施設建設については、国際競技連盟が指導や視察をしているが、ひとつのミスが命にさえ関わるので、選手は現地で早く滑りたいのです」

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