エンゼルス大谷翔平がMLBコミッショナー特別表彰を受賞!「自分でいいのかな」と笑顔
二刀流が、また一つ勲章を手にした。
エンゼルス・大谷翔平(27)が26日(日本時間27日)、投打の二刀流による歴史的な活躍を評価され、コミッショナー特別表彰を受けた。
同賞は歴史的偉業や功績を残した選手らに贈られるもの。大リーグ(MLB)が選定する週間、月間MVPなどとは異なり、MLBトップであるコミッショナーの判断によって受賞者が決まる。1988年に制定され、過去にはマーク・マグワイヤ(カージナルス)、サミー・ソーサ(カブス)、デレク・ジーター(ヤンキース)ら15人が受賞。大谷はシーズン最多安打記録(262安打)を更新した05年のイチロー(マリナーズ)に続いて日本勢2人目の快挙である。
今季の大谷は投手で9勝2敗、防御率3.18。打者では打率.257、46本塁打、100打点。26盗塁。1918年のベーブ・ルース以来103年ぶりの「2ケタ勝利と2ケタ本塁打」の偉業達成はならなかったが、レギュラーシーズン終盤までアメリカン・リーグの本塁打王を争った。
この日、ワールドシリーズが開幕したアストロズの本拠地ミニッツメイド・パーク(テキサス州)で、ロブ・マンフレッド・コミッショナーとともに受賞会見した大谷は「このような特別な賞をいただいて、すごく光栄に思っていますし、今シーズン応援してくださったファン、MLB機構、エンゼルスの関係者の皆さん、全ての人に感謝しています」と話した。受賞の感想を聞かれると「毎年ある賞じゃないですし、光栄なこと。自分でいいのかなという思いもありますけど、本当にうれしかったです」と笑顔を見せた。
大谷は11月11日(日本時間12日)発表のMVPの有力候補に挙がっているほか、打者のベストナインを選ぶシルバースラッガー賞の最終候補に残っている。今後も二刀流の表彰が続きそうだ。