中日・立浪新監督「地獄の練習」ブチ上げは本気なのか? いまや体現者は落合元監督のみ
言うは易く行うは難し、である。
来季から中日の指揮を執る立浪和義氏(52)。「ミスタードラゴンズ」の就任で低迷する球団の人気回復は間違いないが、チームは打率、本塁打、得点がリーグワースト。立て直しが急務となる。
立浪氏はすでにチームの青写真を描いている。今月16日に参加したゴルフ大会ではこう言ったという。
「秋季練習で若手には時間の許す限り練習してほしい」
■数少ない体現者は…
チームが低迷すれば指揮官がキャンプでの猛練習を掲げるのはいわば“あるある”だが、中日でいえば、落合博満氏(67)が数少ない地獄の体現者だった。
2003年オフに監督に就任した落合氏は秋季キャンプから選手を追い込んだ。持ち味のバットコントロールを生かした「捕れそうで捕れないノック」で選手を鍛え上げ、当時まだ控えだった森野将彦(43)は、あまりのキツさに失神。練習時間は9時間半に及ぶこともあった。