ビーチサッカー日本代表はドバイ国際大会でイランに完敗…マイナスイメージを払拭せよ!
「日本はW杯準優勝チームとは言え、アジアのビーチサッカーを牽引してきた強豪イランを相手に<受けて立つ>程の優位性はなく、もっと徹底して<効率的にゴールを奪って勝利する>ことにこだわって欲しかった。イランは、日本のチーム戦術を研究した上にカウンター攻撃に活路を見出し、日本ゴールに近い選手に素早くボールを送り、シュートチャンスを構築していった。日本はGKにボールを戻したり、自陣で攻めあぐむシーンが目立った。もっとシンプルに手数を掛けず、相手陣地の味方選手を機能的に使いながら、攻撃的な姿勢を全面に出して戦うべきだと思いました」
そう話す元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏が続ける。
「それにしても、同じアジア代表のイランに完敗したのは、イメージ的にも非常に痛かった。まるでW杯準優勝がフロックのように思われたり、アジアの実力ナンバーワン国はイラン! と印象付けることになってしまった。初戦のロシア以上に<負けてはいけない>相手に完敗したマイナスイメージを払しょくするためにも、3戦目のパラグアイ戦以降は、実力をフルに発揮して奮闘してもらいたい」
日本選手で気掛かりなのが、ロシアW杯で得点ランキングの3位に入った赤熊、攻守に八面六臂の活躍を見せたFP大場崇晃(28)が、2戦していずれも無得点と結果を出せないでいること。
日本時間午後9時キックオフのパラグアイ戦での捲土重来を期待したい。