メッツ新庄はOP戦首位打者なのに開幕戦出番なし メジャー最初で最後のグチを…
「見たか、コジ……」
オープン戦で文句なしの結果を残したにもかかわらず、開幕戦は最後まで出番が回ってこなかった。カブスの先発が右腕クレメントという事情はあったにせよ、この日の外野は試合終了までセデーニョ、フロイド、バーニッツの左打者3人(セデーニョは両打ち)が守った。新庄さんの悔しさは察して余りある。前年のジャイアンツ時代と合わせて2年間、メジャーで通訳を務めた僕が、新庄さんのグチらしい言葉を聞いたのは、あの時が最初で最後だった。
■白人至上主義者
2戦目に代打で遊ゴロに倒れると、3、4戦目は出番なし。5戦目は負け試合の守備固め。オープン戦首位打者の新庄さんが初めてスタメンに起用されたのは、何と開幕6戦目だった。この試合は3打数3安打の固め打ちで勝利に貢献したものの、翌日はまたも出番なし。アート・ハウ監督は白人至上主義者ともいわれ、新庄さんを積極的に起用しないどころか、敬遠していたフシさえ感じた。
ファイターズ監督就任の会見で、新庄さんはGMと監督の関係に関して、「大抵の球団は、GMと監督は仲が悪いと思う。でも、この球団(日本ハム)は違います」と言い切った。