ヤクルト高津監督は守護神の第1戦3失点を責めず 逆転日本一へ“初志貫徹”でチームに一体感

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 第1戦の九回、ヤクルトの守護神スコット・マクガフ(32)がオリックスに2点差を引っくり返され、痛恨の逆転負けを喫した。高津臣吾監督(52)はそれでも「そういうこともある。すごく難しいイニングを任せている。全力でいった結果だと思う」と責めなかった。

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 ヤクルトの元エースとしてクローザーの高津監督と何度も日本シリーズを経験した評論家の川崎憲次郎氏がこう指摘する。

「日本シリーズは他とは違う独特の雰囲気があります。初戦はマクガフも焦っていたように感じますね。無死一、二塁からの送りバントを三塁へフィルダースチョイスしたのが痛かった。第2戦は高橋が完封しましたが、高津監督は我慢強いので、今さらジタバタしないはず。マクガフは東京五輪の米国代表でもピリッとしなかったし、優勝争いの最中に巨人戦で打たれたりしましたが、それでも変わらずに信頼し続け、抑えの座を任せたことで31セーブ(リーグ3位)を挙げてリーグ優勝に貢献してくれた。4番の村上にしても、我慢強く起用し続けたから今があるのです」

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