オリックス25年ぶり日本一逃すも…雪辱のヒントは96年の「仰木マジック」にあり
<すべての選手が走攻守100%というわけではない。その選手なりの長所がある一方で、短所も持ち合わせている。ウチは何人かの選手の長所をつなぎ合わせることで、おのおのの短所を補う。ときには攻撃型、リードしたら防御……。日本シリーズは選手個々が持ち味を発揮しながら、相手の弱点を突くことができたように思う。それには普段からの取り組み方が大切で、シリーズで急にやろうといってできるもんやない。相手を圧倒する力はない代わりに、耐えるところは耐え、チャンスに攻め込める粘り強さがチームに備わってきたと思う>
中嶋監督は日本一になった96年に98試合出場。捕手として2年連続リーグ優勝、日本一に貢献した。来季、今回の敗戦を糧にする上で「仰木マジック」がヒントになるかもしれない。