求道者イチローに有罪確定の清原和博と“蜜月”の過去
日本時間16日のパドレス戦で2安打し、プロ通算4257安打としたマーリンズのイチロー(42)。メジャー最多の4256安打を放ったピート・ローズを一気に抜き去り、日本のスポーツマスコミは「世界一」と大騒ぎだが、本人は試合後の会見でこう言った。
「ここにゴールを設定したことがなかったので、実はそんなに大きなことという感じはしていないんですけどね。日米合わせた数字ということで、どうしたってケチがつくのは分かっているし。本当はこんなこと(会見)もしたくなかったんですけど、お願いされてしまったので」
あくまで日米合算の数字。日本で1278本、米国で2979本ものヒットを積み上げてきた数字自体は立派でも、それを「世界一」とか、「ローズを超えた」と騒ぐのはナンセンスだということは、イチロー自身が誰よりも分かっている。
今回の記録はどう扱われるべきか? メジャー記録ではないが、世界記録にしようという話も出ているが……記者にそう問われ、「どうしてもらっても構わない。好きなようにしてくださいよ」と、笑い飛ばした。最後には「いろいろな数字を残した人、偉大な数字を残した人、たくさんいますけど、その人が偉大な人間とは限らないですよね。むしろ、反対のケースが日米でも多い。ちょっと狂気に満ちたところがないと、そういうこと(記録)ができない世界だと思います」と、独自の選手論も開陳したが、そんなイチローが一時、急速に距離を縮め、惹かれた選手がいた。覚